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音素とは②

外国語も分け方は同じ!

「ひらがな」だった単語を「ローマ字(アルファベット表記)」に直し、さらに「子音と母音」に分けました。
子音と母音は「=音素」ではなく、「音素の種類」だと思って下さい。

音素の分割基準

「音素」とは、言語に使われる音を母音・子音単位で分類したものです。
一つの音素に数えられる基準は、「言葉に意味の違いをもたらせるかどうか」によります。

例を挙げて考えましょう。
例えば「大学」という言葉だったら…

だいがく=DAIGAKU

音素を区切ると【D/A/I/G/A/K/U】となります。
でもこのDをTに入れ替えると…

たいがく=TAIGAKU
となってしまいます。

この場合のDとTは、入るか入らないかで言葉の意味を変えてしまうのです。


★もう一つ例を挙げて考えましょう。
例えば「教師」という言葉だったら…

きょうし=KYOUSI

音素の区切り方はどうなるでしょう?

・もしkを取ったら…
 「YOUSI」となり、意味が変わってしまいます。

・もしYを取ったら…
 「KOUSI」となり、これまた意味が変わります。

この場合、「K」と「Y」はセットになっている事で意味の違いをもたらすので、「KY」で一つの音素なのです。
ですから、音素の区切り方は【KY/O/U/S/I】となります。


まとめ

  • 子音と母音は必ず分けます。
  • 子音や母音が複数続いていた場合:
    「それがある事で意味が変わるかどうか」という基準で一つの音素と数えましょう。

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