日本語の特徴の
「子音の後にはいつも母音が…」という部分。
この感覚を外国語に引きずってしまう人は多いので、ここでもう少し詳しく解説します。
例えば【日本語】という単語で考えてみましょう。
まずは単語を分解します。
【にほんご】
↓
↓ローマ字にする
【 NI HO N GO 】
↓
↓音素に分ける
【 N / I / H / O / N / G / O / 】
音素に分けて、単語を作る材料だけになりました。
音素の並び順に注目して下さい。
☆「N」以外の「子音」は、必ず母音が後ろに入っています。
つまりこういう事です。
↓
【 子 / 母 / 子 / 母 / N / 子 / 母 】
次に、ドイツ語の単語でもやってみましょう。
今度は「Japanisch (日本語)」という単語を使います。
【 J A P A N I S C H 】
↓
↓音素に分解する
【 J / A / P / A / N / I / S C H / 】
さて、こちらでは
【 子 / 母 / 子 / 母 / 子 / 母 / 子 】
という並びになりましたね。
子音で終わっていることに注目です!
ドイツ語(とその他外国語)ではこのように、
子音の後には母音が入らない事も多いです。
このサイトでは、外国語の読み方を表すのに
カタカナをなるべく使わないようにしています。
それは、上に挙げたような
日本語と外国語の意識の違いがあるからです。
カタカナは日本語を表すための表記文字なので
「子音と母音はセットである」というのが大前提なのです。
なので外国語に現れる「子音だけ」の音は
カタカナでは表現できません。
具体例を挙げます。
例えば上記の【Japanisch】という単語を
カタカナで表すと…
【ヤパーニッシュ】となりますが
このカタカナをまた音素に直すと…
【 J / A / P / A / N / I / ssh / u /】
=【 子 / 母 / 子 / 母 / 子 / 母 / 子 / 母 !】
となり、
先ほどのドイツ語表記の時とは
違う発音になってしまうのです。
発音記号で表すと、もっと違いが分かります。
語尾の「ʃ」という発音は
ドイツ語の時には母音の入らない空気だけの音なのですが
カタカナでは母音の入った「ɕɯ」という音しか再現できないのです。
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