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音素とは④

カタカナの感覚を捨てること

日本語の特徴の
「子音の後にはいつも母音が…」という部分。
この感覚を外国語に引きずってしまう人は多いので、ここでもう少し詳しく解説します。

日本語の場合は…

例えば【日本語】という単語で考えてみましょう。
まずは単語を分解します。

【にほんご】
 ↓
 ↓ローマ字にする
【 NI HO N GO 】
 ↓
 ↓音素に分ける
【 N / I / H / O / N / G / O / 】

音素に分けて、単語を作る材料だけになりました。
音素の並び順に注目して下さい。

☆「N」以外の「子音」は、必ず母音が後ろに入っています。

つまりこういう事です。
 ↓
【 子 / / 子 / / N / 子 /

ドイツ語の場合

次に、ドイツ語の単語でもやってみましょう。
今度は「Japanisch (日本語)」という単語を使います。

【 J A P A N I S C H 】
 ↓
 ↓音素に分解する
【 J / A / P / A / N / I / S C H / 】

さて、こちらでは
【 子 / / 子 / / 子 / / 子 】
という並びになりましたね。

子音で終わっていることに注目です!
ドイツ語(とその他外国語)ではこのように、
子音の後には母音が入らない事も多いです。

カタカナでは発音を表せない

このサイトでは、外国語の読み方を表すのに
カタカナをなるべく使わないようにしています。
それは、上に挙げたような
日本語と外国語の意識の違いがあるからです。

カタカナは日本語を表すための表記文字なので
「子音と母音はセットである」というのが大前提なのです。
なので外国語に現れる「子音だけ」の音は
カタカナでは表現できません。

具体例を挙げます。
例えば上記の【Japanisch】という単語を
カタカナで表すと…

【ヤパーニッシュ】となりますが

このカタカナをまた音素に直すと…

【 J / A / P / A / N / I / ssh / u /】

=【 子 / / 子 / / 子 / / 子 / !】

となり、
先ほどのドイツ語表記の時とは
違う発音になってしまうのです。

発音記号で表すと、もっと違いが分かります。
語尾の「ʃ」という発音は
ドイツ語の時には母音の入らない空気だけの音なのですが
カタカナでは母音の入った「ɕɯ」という音しか再現できないのです。


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